一般質問

平成18年第1回定例会 一般質問(3月2日)【要約】

《物流改革について》

問)総合物流ビジョンの策定に至った経緯並びに物流改革に 向けての決意について伺う。

答)梶山修都市整備局長:近年、物流を取り巻く状況は大きく変化してきており、首都圏を見据えた物流効率化を推進するため、総合物流ビジョンを策定した。また、このビジョンに基づき、交通インフラの整備などや民間の積極的な参画を引き出すことが必要と考える。

問)物流ビジョンの効率化に向け、ソフト面ではどのような支援策を検討されているのか。

答)梶山修都市整備局長:関係8局及び警視庁から成る物流関係庁内連絡協議会において全庁的な連携を図るとともに物流施設の高度化、集約化によるコストダウンやサービスの向上を促進していく。

問)物流ビジョンにおいて多摩地域はどのような位置づけになっているのか。

答)梶山修都市整備局長:多摩地域は、核都市それぞれが相互に結びつくことで活力がさらに高まる地域で、圏央道や都市計画道路などの整備を推進するとともに物流施設の高度化、集約化を促していく。


問)東京西南部における物流拠点整備計画では、圏央道のインターチェンジ周辺に4カ所、中央道のインターチェンジ周辺に1カ所を挙げているが、これらの候補地はどのように選定されたのか。

答)梶山修都市整備局長:多摩地域においては、物流の量に対して相対的に物流施設が少なく、輸送時間がかかり、輸送コストが高くなるなど、区部と比べて輸送効率が低くなっている。また、圏央道整備の進捗に合わせた段階的な整備が可能であることなどの視点から選定した。

問)西南部物流拠点整備に向けた地元関係者の熱心な取り組みに対し、都としては今後どのような対応をされていくのか。

答)梶山修都市整備局長:物流拠点整備の具体化に向けた検討を進めている関係市町に対して、物流の将来動向や民間活力を生かした整備手法などについて幅広く情報を提供していくとともに市町村を初め地元関係者の取り組みに対し、広域的な観点から支援していく。


《多摩メディカル・キャンパスの整備について》

問)清瀬小児病院、八王子小児病院及び梅ケ丘病院の3つの病院を統合して小児病院の拠点となるが、このセンターでは具体的にはどのような医療を提供し、何を目指していくのか。

答)大塚孝一病院経営本部長:心臓病、骨髄移植を初め、小児ICUによる救命救急や多摩広域基幹病院と連携した周産期医療、さらには発達障害などに対応する精神医療など、こころとからだを総合した医療を提供していく。また、高度専門的な医療を提供することにより、我が国の小児医療をリードする拠点として整備していく

問)小児医療の充実に向けて、八王子市とさまざまな協議を実施してきたと聞いているが、協議では何が課題となっていて、どのような解決を図ろうとしているのか。

答)大塚孝一病院経営本部長:都立病院改革マスタープラン策定以降、市と都による検討会を設置し、地域の小児医療の実態を明らかにするなど、協議を重ねている。八王子市における小児医療の具体的な確保策が課題となっており、その解決に向けて精力的に協議していく。


《ものづくり産業について》


問)多摩地域のものづくり産業について、知事はどのような将来像を描いているのか。

答)石原知事:多摩地域では、スペースシャトルにも搭載された高度な光学機器の技術を有するメーカーや、ナノテク分野で世界の最先端を行く精密加工機を開発した企業など、世界に誇るものづくり企業が多く集積している。加えて、大学や研究機関も多く、埼玉、神奈川県に及ぶ広範で多様な連携により、新たな技術開発が盛んに行われている。また、圏央道の整備や横田基地の軍民共用化の実現により、さらに広範なネットワークが形成され、高度で多様な先端ものづくり産業の集積地として、日本を牽引する大きな可能性を秘めていると思う。高度な技術支援や産学公連携を促進する本格的な支援拠点の整備に着手し、地元自治体とも連携して、産業の一層の活性化に努めていく。

問)八王子市の取り組みに対して都としても積極的に支援し、都と地元市との連携により、効果的な産業振興を図っていく必要があると考えるが所見を伺う。

答)石原知事:多摩地域の本格的産業支援拠点において新たな施設を設置するなど、今後とも創業者の支援に積極的に取り組んでいく。市町村の取り組みに対し、産業技術研究所や中小企業振興公社などの支援機能を十分に活用し、経営と技術の両面から専門的で高度な支援を行っていく。